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中国 ドア開かず車内パニック

中国でまた「モバイルバッテリー」 地下鉄で発火騒ぎ 車内が煙に包まれる

2025/11/12
更新: 2025/11/12

中国でまた――。もう何度目だろうか。
いまや「モバイルバッテリー」と聞くだけで、不安がつきまとう。今回も地下鉄の車内で突然火が噴き出し、乗客たちを恐怖に陥れた。

9日夜、湖南省長沙の地下鉄3号線で、乗客のバッグから突然火が出て衣服に燃え移り、車内が煙に包まれる騒ぎが起きた。しかもよりによってドアは開かず、乗客は逃げ場を失ってパニックになった。

映像には、停車中の車両で白煙が立ちこめ、男性が燃えたバッグを足で踏みつけて消そうとする様子が映っている。

地下鉄の担当者によると、原因は乗客のバッグに入っていたモバイルバッテリー(携帯充電器)が突然発火したとのこと。すぐに消火器で鎮火し、けが人はいなかったという。

しかし報道では「なぜ非常時に地下鉄のドアが開かなかったのか」という最も重要な点には触れられていない。

もし火勢が広がっていたら、乗客はどう逃げればよかったのか。この疑問がSNSで一気に広がり「非常時にドアが開かないのは怖すぎる」「また中国製バッテリーか」と批判の声が相次いでいる。

近年、中国ではモバイルバッテリーによる発火・爆発事故が相次いでいる。実際に日本でも、中国人観光客が持ち込んだモバイルバッテリーが旅館内で発火する騒ぎが起きており、海外でもその危険性を問題視している。

ネット通販では、安価なリチウム電池製品が人気を集め、価格競争が激化。メーカーはコスト削減を優先し、安全検査や品質基準が後回しになっているのが実情だ。

その結果、粗悪品が大量に市場に出回り「いつ燃えてもおかしくない爆弾を持ち歩いているようなもの」と専門家は警告する。

 



また火を噴いたモバイルバッテリー エアチャイナ機が緊急着陸=中国【動画あり】

中国発の機内で「また」モバイルバッテリーが発火。「もう目的地着くはずだったのに…」再び問われる空の安全。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!