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「戦争終結についてプーチン氏と話した」 トランプ氏発言

2025/02/12
更新: 2025/02/12

ドナルド・トランプ米大統領は、2月7日、ロシア・ウクライナ戦争終結についてウラジーミル・プーチン露大統領と話をしたと述べ、クレムリンからの反応を引き出した。

大統領専用機エアフォースワン機中でのニューヨーク・ポスト紙とのインタビューで、トランプ氏は2022年に始まった戦争についてロシアの指導者と話をしたと語った。最近プーチン氏と何回話をしたかという質問に対し、トランプ氏は「言わない方がいい」と答えた。

しかし、トランプ氏はプーチン氏が戦場での惨状を「気にかけている」と信じており、「人々が死ぬのを止めたいと思っている」と述べた。

トランプ氏は、戦争で死んでいく兵士たちについて「若くて美しい人々。あなたの子供たちのようだ。200万人もの人々が、理由もなく」と言及し、2022年に自分が大統領だったら「この戦争は決して起こらなかった」と付け加えた。

詳細は明かさなかったが、トランプ氏は戦争を終結させる計画があると述べ、プーチン氏との良好な関係を強調した。

「早く終わることを願っている」

「毎日人々が死んでいる。このウクライナでの戦争はひどい。この忌まわしい戦争を終わらせたい」とトランプ氏は語った。

長年のクレムリン報道官であるドミトリー・ペスコフ氏は、ロシア国営タス通信に対し、モスクワとワシントンの間で「多くの異なるコミュニケーションが生まれている」と述べた。

ペスコフ氏は、トランプ氏のニューヨーク・ポスト紙のインタビューについて直接コメントを求められた際、「これらのコミュニケーションは、様々なチャンネルを通じて行われている」と答えた。「私個人が知らないこと、気づいていないことがあるかもしれない。したがって、この場合、確認も否定もできない」と語った。

2022年2月、プーチン氏は「特別軍事作戦」の一環として、数千人の兵士、戦車、その他の軍事装備をウクライナに送った。これは、NATOに支援されたウクライナ軍によるロシアの主権への脅威の可能性を終わらせるためだと述べている。また、ウクライナに住むロシア語話者を保護するためだとも述べた。

しかし、ウクライナとバイデン政権が主導する西側支援国は、この侵攻を帝国主義的な領土奪取だと主張し、ロシア軍を撃退すると誓っている。モスクワは現在、アメリカのバージニア州ほどの大きさのウクライナ領土を支配しており、2022年の侵攻初期以来最速のペースで前進している。

1月の就任前、トランプ氏は戦争を迅速に終結させたいと述べ、何度か就任後24時間以内に終結させると発言していた。

2月7日、トランプ氏は翌週にウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、戦争終結について話し合う予定だと述べた。同日、ゼレンスキー氏はロイター通信に対し、戦争努力への継続的な財政支援の見返りとして、ウクライナがアメリカにレアアースやその他の鉱物を供給することを望んでいると語った。

ゼレンスキー氏は「取引について話すなら、取引をしよう。我々はそれに賛成だ」、「これを一緒に発展させ、お金を稼ぎ、最も重要なのは、西側世界の安全保障についてだ」と述べた。

しかし、ゼレンスキー氏は、トランプ氏が戦争終結についてプーチン氏と会談する前に、自分と会う必要があると注意を促した。その理由として、プーチン氏と先に会うことは「ウクライナ抜きのウクライナに関する対話のように見える」からだと述べた。

ニューヨークを拠点とするエポック タイムズの速報記者。