NATOは10月28日に、ロシア・ウクライナ戦争が正式に「北朝鮮軍がロシアの戦場に展開し、重大なエスカレーション」を迎えたと発表した。同時に北朝鮮は「韓国の無人機事件」にも反応し、その発端を永遠に消し去ると脅迫した。
28日の記者会見で、NATOの事務総長は、北朝鮮軍がロシアのクルスク地域に展開していることを確認し、北朝鮮の介入がロシア・ウクライナ戦争を「全面的にエスカレート」させたと示した。
NATOのマルク・ルッテ事務総長は、「これは北朝鮮が、ロシアの違法な戦争に参加する重大なエスカレーションを意味する。また、国連安全保障理事会の決議に再び違反している。さらに、ロシアがしているこの戦争の危険をさらに拡大させる」と述べた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、約1万人の北朝鮮兵士がロシアの戦場に投入され、ウクライナと対抗することを警告していた。
マルク・ルッテ事務総長は、「NATOの同盟国は、自由で民主的なウクライナを引き続き支持する。ウクライナの安全は、私たちの安全だからだ」と強調した。
記者会見の前に、NATO加盟国の32人の大使がブリュッセルで韓国の政府関係者から最新情報を受け取った。
北朝鮮は10月28日、韓国の無人機が平壌上空を飛行し、反北朝鮮のビラを撒いたことに反応し、再発した場合にはすべての挑発の根源を攻撃し、永遠に消えると脅迫した。
同じ日、ドイツのベルリンで、クロアチアの国防大臣は、ドイツの国防大臣との会談後、クロアチアがドイツから50両のレオパルト2A8戦車を購入し、ウクライナの前線で使用されているソ連製の戦車に置き換えると発表した。
ドイツのボリス・ピストリウス(Boris Pistorius)国防大臣は、「クロアチアは、自国の在庫からウクライナに30両の主力戦車と30両の歩兵戦車を譲渡することに同意した。その第一陣は今年の年末までに納入される予定だ」と述べた。
ロシア・ウクライナ戦争の前線では、10月27日にロシアがウクライナ南部のヘルソン(Kherson)市に新たな攻撃を行い、5人が死亡し、さらに5人が負傷した。ウクライナ空軍の報告によると、ロシア軍が発射した41機の無人機が撃墜された。
同日夜、ロシアはウクライナ北東部のハルキウ(Kharkiv)地域に対して複数回のミサイル攻撃を実施し、いくつかのアパートのビルが損傷し、6人が負傷した。
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