社会問題 中共が恐れているのは「真実報道」

「中共にとっての敏感コンテンツ」を報じてきた香港の衛星放送局 中国で封殺に遭う

2024/09/30
更新: 2024/09/30

中国共産党(中共)によるインターネットに対する統制は強まる一方だ。

今月28日、香港の衛星放送局「香港衛視(HKS)」の中国での公式サイトは、突然中国で封殺に遭っていることがわかった。

「香港衛視」は中国社会の闇を暴く内容のコンテンツが多く、また中共の官製メディアが決して報道しない「敏感内容」についても時々報じていたことで人気があった。

しかし、突然、1400万を超えるフォロワー数を抱えていた同局の公式サイトのなかの、動画は全て消えた。

 

中国で封殺に遭っている香港の衛星放送局の公式サイト、画像(左)は封殺に遭う前、画像(右)は封殺に遭った後、「動画が全て消えた」(同サイトよりスクリーンショット)

 

封殺に遭った原因については、敏感コンテンツをこれまで掲載してきたためとされている。

今年1月、同局は「反共(反中国共産党)ビラ」上に書かれている「敏感内容」を報じ、5月にも中国版TikTokの「抖音/ドウイン)」で、「新疆における強制労働」の動画を公表していた。

このほか、「モザイク処理を施していなかった」ことも問題視されたのではないかとしている。

同局が今月5日に報じた「飲酒運転をした山東省の村役人のスキャンダル」では、カメラに映った役人たちの顔にモザイク処理が施されていなかった。それ以来、同公式アカウントの更新は止まってしまった。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!