[フェニックス 10日 ロイター] – 米民主党の大統領候補ハリス副大統領は10日、米連邦準備理事会(FRB)は独立した組織だという認識を示し、11月の大統領選で勝利した場合、FRBの政策決定には決して介入しないと表明した。
遊説で訪問したアリゾナ州フェニックスで記者団に語った。
共和党の大統領候補トランプ前大統領は8日、大統領がFRBの決定に発言権を持つべきだと述べていた。
ハリス氏はトランプ氏と対照的な姿勢を鮮明にし、同氏の見解に強く反対すると述べた。
また、米経済に焦点を当てた政策を近く発表するとし、「コストを押し下げ、経済全体を強化するために必要なことに重点を置く」と語った。
2日に発表された7月の雇用統計が軟調となり、米景気後退の可能性やFRBの対応を巡る懸念から世界の株式市場に混乱が広がったが、ハリス氏はこうした懸念について、市場は落ち着いたようだとし、FRBが次にどのような決定を下すのか様子を見る姿勢を示した。
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