中国 豚肉は充分加熱して食べて!

「体に良い」と信じて「豚の生の血」を飲みつづけ、脳に寄生虫=中国雲南省

2024/07/08
更新: 2024/07/08

豚の生血を飲むと体に良い――。誰から聞いたのか知らないが、中国雲南省出身の劉さん(62歳、男性)はそう信じて、長年、豚の生血を飲み続けてきたが、結局、倒れてしまった。

このほど、劉さんは自宅で倒れ、病院に運ばれてMRI検査をしたところ、「脳のなかに寄生虫がウヨウヨいる」ことが判明。「嚢虫症(のうちゅうしょう):サナダムシの幼虫が人間や動物の体内に侵入して形成される感染症」と診断され、今は治療中だ。

劉さんは数年前から頭痛とめまいに悩まされており、ここ数年で5、6回は倒れているという。

この「生血飲みがもたらした寄生虫事件」は中国メディアも取り上げており、「怖すぎる!」「やっぱり生ものは食べないほうがいい」と、この事件は人々に警鐘を鳴らした。

感染後数か月から数年間は、感染していても症状が出ない場合もあり、嚢虫が脳に寄生すると脳水腫などを引き起こし、死に至ることもある。

予防方法は「豚肉は充分加熱して食べる」ことのほか、感染予防のための手洗いはとても大事だ。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
関連特集: 中国