ファウチ氏 防疫指針の多くがウソだと認める=米公聴会

2024/06/05
更新: 2024/06/06

新型コロナウイルス(中共ウイルス)が世界に広がり続け、その影響は未だに収束していない。

2024年6月3日、米国議会下院の「新型コロナウイルス特別委員会」は、パンデミックの起源とそれに関連する論争について、国立アレルギー感染症研究所(NIAID)の元所長であるファウチ博士に公開質問を行った。

米国下院「新型コロナウイルス特別委員会」の委員長である共和党のブラッド・ウェンストラップ下院議員は、公聴会において、ファウチ博士の新型コロナウイルスに関する対応が公衆衛生研究機関の信頼を失墜させたと指摘した。

ウェンストラップ委員長は「あなたの意図に関わらず、あなたの影響力は著しく増大し、その結果、あなたに異を唱える声は抑え込まれ、ソーシャルメディアや多くのメディアにおいて検閲されるようになった。これが、多くの米国人が怒りを感じている理由だ。なぜなら、それは米国の基本的な原則に反しているからだ」と述べた。

公聴会に先立ち、共和党の下院議員たちは、今年の1月のファウチ博士による非公開の公聴会の詳細を明らかにし、世間に衝撃を与えた。

ファウチ博士はその際、防疫に関するガイドラインの多くが科学的根拠を欠いたものであるとの認識を示した。これには、幼児へのマスク着用や社会的距離(ソーシャル・ディスタンス)の確保などの措置が含まれている。

ブラッド・ウェンストラップ議員は「多くの人々は、あなたの言葉を最終的なものと見なし、パンデミックに関するあらゆる問題において完璧だと考えている。しかし、多様な価値観を持つ米国民に対してそのような厳しい要請を行った結果、国立衛生研究所への信頼が損なわれた」と述べている。

米議会の調査官によれば、中国の研究者たちは2019年12月の終わりごろには、COVID-19を引き起こすウイルスのゲノム配列を特定し、それを図示していた。これは、中国が世界にそのウイルスの遺伝情報を公開する少なくとも2週間前のことである。