なにしろ「偽造大国」「違法コピー商品(海賊版)の生産地」「不良品の製造元」として、世界にその名(悪名?)をはせた中国である。
偽造品に関してはもはや多少のことでは驚かないつもりだが、そんな偽物を「アジアで最も高い滝」などと赤面することなく堂々と宣言する当局の図々しさには感服せざるを得ない。
このほど、落差314メートルの「アジアで最も高い大滝」として、中国官製メディアが宣伝する中国河南省にある「雲台山瀑布(滝)」が「ニセモノ」であったことが判明した。
滝の水源を探し求めて山頂に登った男による動画投稿が偽造発覚のきっかけとなった。なんと、滝の噴出口近くでは岩に埋め込まれた数本の太い水道管が露出していたという。
この大滝を見るには、観光客は景勝地へ入るためのチケットや観光車チケット、合わせて180元(約3800円)も払わないといけない。
滝が偽物であることが判明してからは、「そんな数本の水道管を見るために自分は180元も払ったのか」と後悔の念に駆られる人も少なくないようだ。
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