中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州の松潘県にある小さな町「四川主寺」で「岷江」が赤色に染まり、現地住民の間で不安が広がっている。
現地民が5月30日にネットに投稿した河の様子を映した動画には、まるで血の色に染めたかのように河が一面真っ赤になっている様子が映し出されている。水面には何やら白い泡も見られ、あまりの異様さに撮影者も「終わりだ、河の水が赤になった、怖すぎる」と不安を隠せない。
いっぽう、現地当局は「河の水を検査した結果『無毒』だった。重金属含量も基準値以下だ」と公表している。当局によると、この赤い水は2キロも続いており、河川水異常の原因については不明とし、「専門家を呼んでさらに調査を進めていく」とした。
この当局の発表をめぐってはSNS上では「不服」の声が多く寄せられている。
「赤い色をたどって上流を調べれば原因なんてすぐにわかるだろう」
「隠蔽するための時間稼ぎか」といった隠蔽疑惑を疑う声のほか、
「本当に無毒かどうか、役人が河の水を一口でも飲んでくれたら信じる」など安全性を疑う声も広がっている。
(2024年5月30日撮影、中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州の松潘県にある小さな町「四川主寺」の河「岷江」の河水)
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