中国 子供を失って悲しみに沈む親に暴力をふるう警察というのは世界でも極端に異常

「首に絞められたような痕」中国の小学校2年生が学校で死亡 

2024/05/11
更新: 2024/05/11

中国では、生徒が学校内で原因不明の突然死を遂げる「事件」が相次いでいる。この場合、大抵は当局によって「自殺」と断定され、「正義や説明を求める」遺族は警察によって口封じされて、弾圧されている事態が常態化している。

今月9日、「小学校2年生になる息子が、学校の昼休み時間に異常な死を遂げた。学校に説明を求めたが、現地公安によって殴打されるなど弾圧を受けている」と訴える母親の動画が拡散されて、注目を集めている。

母親によると、「子供(張昊くん)の遺体の首には絞められたような痕があった。しかし、現地公安は死因の究明を求める私を殴った」という。

母親は先月28日午後1時半ごろ、息子が通う小学校「讀朔州市元博中学校小学」の担任の先生から「張昊くんはもうだめだ」と告げる電話を受けた。

電話の後、母親は急いで病院に駆け付けた。すると、ちょうど子供が救急車から下ろされるところに出くわした。医師から「(子供は)もう亡くなった、早く警察に連絡して」と告げられたという。

母親は、子供の首に残る深い「絞められたような痕」を映した画像を公開している。子供の唇は紫色に変色していた。

しかし、母親がSNSに投稿した遺体の画像や「当局からの弾圧を受けていることを訴える」動画は公開後に検閲に遭い、中国のネット上から完全に削除された。

関連動画や画像は中国のネットではもう見られないが、海外SNSに拡散されている。

「子供が学校で異常死、自殺と決めつけられる、遺族はさらに弾圧される」

「またこのパターンか」

「愛する家族を失った後、法執行機関から殴られ、弾圧される。このパターンはここ10年で起きた類似事件のほぼお決まりのシナリオとなっている」などと糾弾する声が多く上がっている。

近年、中国の学校で起きている生徒の死亡事件の原因は主に「自殺」のほか、「生徒や教師によるいじめ」なかには「臓器狩りを疑われる」ケースも少なくない。 

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!