米大統領選、刑事事件で有罪判決を受けても「トランプ氏は優勢」= 世論調査

2024/01/23
更新: 2024/01/23

新しい世論調査によると、重大な刑事訴訟の有罪判決を受けたとしても、トランプ前大統領は、2024年の大統領選バイデン大統領を打ち負かす可能性が高い。

ハーバード大学と調査会社ハリスは1月17〜18日にかけて、約2400人の有権者を対象にした世論調査を実施。それによると、トランプ氏が直面している3つの重大な刑事訴訟(機密文書事件、ジョージア州選挙妨害事件、1月6日事件)のうち2つで有罪判決を受けたとしても、トランプ氏はバイデン氏に勝つ可能性が高い。

トランプ氏がバイデン氏に主導権を譲ることになる唯一の有罪判決は、前大統領が1月6日の米国議会議事堂での暴動を扇動した罪で有罪判決を受けた場合だ。

世論調査はトランプ氏が3つの重大な刑事訴訟で起訴された場合、トランプ氏またはバイデン氏のどちらを選ぶかを有権者に尋ねた。

トランプ氏が大統領時代の機密文書を誤って扱った疑惑に関連する犯罪で有罪判決を受けた場合、53%が前大統領に投票すると答えた。内訳としては共和党有権者の91%、無党派層の51%、民主党有権者の16%が「投票する」と回答した。

トランプ氏が2020年大統領選での敗北を覆そうとしたとしてジョージア州大陪審に起訴された事件で有罪判決を受けた場合でも、同氏に投票すると回答した人は51%に上った。バイデン氏に投票すると回答した人は49%だった。

唯一バイデン氏への投票が多かったのは、トランプ氏が1月6日の議会議事堂での暴動を扇動した罪で有罪判決を受けた場合で、52%がバイデン氏に、48%がトランプ氏に投票すると答えた。

また、共和党支持者の89%が有罪判決を受けたとしてもトランプ大統領に投票すると答えたのに対し、民主党支持者はわずか8%だった。

The Epoch Times上級記者。ジャーナリズム、マーケティング、コミュニケーション等の分野に精通している。