マイク・ペンス前米副大統領の顧問デビン・オマリー氏は26日、ペンス氏は2024年の大統領選への立候補を宣言する書類を連邦選挙委員会(FEC)に提出していないと明らかにした。
26日にペンス氏の立候補の届け出とされる文書がFECのウェブサイトに掲載され、一部の報道機関はペンス氏が大統領選への出馬を宣言したと報じていた。
しかし、オマリー氏はこれを否定。「マイク・ペンス前副大統領は今日、大統領選への出馬を申請したわけではない」とツイートした。
この文書は、FECのウェブサイトに委員会でまだ処理していないファイルとして掲載されたが、誰が書類を提出したかは明らかになっていない。オマリー氏は、申請はいたずらだった可能性があると指摘した。
エポックタイムズは、FECにコメントを求めたが、本記事掲載までに返答は得られなかった。
ペンス氏は2024年大統領選への出馬を明らかにしていない。11月にラスベガスで行われた質問会では、可能性を示唆するも「祈るような気持ちで検討している」と述べた。
2024年の大統領選に出馬すると予想される他の共和党の主要人物には、マイク・ポンペオ前国務長官やニッキー・ヘイリー前国連大使がいる。トランプ氏は10月20日、米フォックス・ニュースに対し「彼らの多くは、私が出馬したら絶対に出馬しないと言っている。どうなるか見てみよう」と発言していた。
ペンス氏が大統領選に出馬しても勝利の可能性は低いとの分析もある。リアルクリアポリティクスによる同氏の世論調査の平均支持率は、12月時点で7%だった。
ペンス氏は、トランプ氏が異議を唱えた2020年の選挙結果を認定して以来、トランプ氏と距離を置いている。11月に米ABCニュースのインタビューに応じた際には、トランプ氏より「良い選択肢がある」と発言していた。
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