中国国家統計局は15日、都市部に住む16~24歳の7月の失業率が19.9%に達したと発表し、2018年以来の高水準となった。
都市部全体の失業率は5.4%で、25〜59歳の失業率は4.3%だった。
16〜24歳の失業率は、5月が18.4%、6月が19.3%と、今年に入ってから前月比で上昇傾向にある。
16〜24歳の都市人口は、主に高校、職業高校、高等専門学校、大学の卒業生。 中国当局が都市部の16~24歳の失業率を公表し始めた2018年以降、若年層の失業率は年々、上昇している。
中国政府が実施するゼロコロナ政策の影響で、企業の新規採用能力が低下しているためとみられる。
ほかの経済指数も悪化しており、経済の停滞が鮮明となった。
不動産投資は6.4%減少した。分譲用住宅販売面積は7億8178万平米と前年同期比23.1%減となった。住宅売上高は、前年同期比28.8%減の7兆5763億元となった。
また、消費の動向を示す7月の小売売上高の伸び率は、前年同期と比べて2.7%増えたものの、6月の3.1%増は下回った。
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