[ワシントン 4日 ロイター] – バイデン米大統領は4日の独立記念日にホワイトハウスで演説し、自由が攻撃されていると述べ、原則に基いた愛国心を持つよう国民に呼びかけた。経済的な課題や国家の分裂にも言及した。
バイデン氏は「われわれは最悪の危機の底から常に高みに上り詰めてきた。過去にも試され、現在も試されているが失敗したことはない。それはこの国を定義する中核的な信念と約束に背を向けたことがないからだ」と語った。
また「米経済は成長しているが痛みを伴う。自由が国内外で攻撃を受けている」と指摘。国内の分裂に触れた上で国民に結束を促した。
「われわれは分裂よりも結束の方が強いと確信している」と述べた。
人工妊娠中絶を憲法上の権利と認める1973年の「ロー対ウェイド判決」を覆した最近の連邦最高裁判断などに触れたとみられる。
また、この日には中西部イリノイ州シカゴ郊外で独立記念日を祝うパレード中に銃撃事件が発生し6人が死亡、子どもを含む少なくとも36人が負傷した。
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