プーチン大統領、モディ首相と会談 戦略的関係強化に意欲

2021/12/06
更新: 2021/12/06

ロシアプーチン大統領は6日午後、インドを訪問し、首都ニューデリーのハイデラバードハウスでモディ首相と会談した。対面式のロ印首脳会談は2019年以来2年ぶり。首脳会談に先立ち、ロシアとインドによる初の外務・防衛担当閣僚協議(2+2)が開催された。

プーチン・ロシア大統領と会談するインドのモディ首相。2021年12月6日、インド首都ニューデリー・ハイデラバードハウスにて撮影 (モディ首相ツイッターより)

モディ首相は会談について「友人のプーチン大統領、インドへようこそ。本日の会議では特別な戦略的パートナーシップ関係を強化することでしょう。私たちが今日取っているイニシアチブは、新しい分野での協力範囲を拡大させるでしょう」とツイッターに投稿した。 

ロシアの大統領府は会談について「ロシアとインドの協議では、両首脳が特別な戦略的パートナーシップ関係のさらなる発展について話し合い、国際的な話題について意見交換することが期待されている」と発表した。

首脳会談に先立ち、ロシアとインドによる初の外務・防衛担当閣僚協議(2+2)が開催された。これまでインドが2+2会合を開いたのは戦略枠組み「クアッド」の米国、日本、豪州のみ。

米国が「クアッド」を通じてインド太平洋地域での連携強化を図るなか、ロシアは友好国インドとの関係を強調して、米国をけん制する狙いがあるとみられる。

政治・安全保障担当記者。金融機関勤務を経て、エポックタイムズに入社。社会問題や国際報道も取り扱う。閣僚経験者や国会議員、学者、軍人、インフルエンサー、民主活動家などに対する取材経験を持つ。