山東省済南市の不動産販売会社は販売促進のため、建設の承認が下りていない地下鉄駅の看板を設置し、物議を醸した。偽看板は翌日の8日に撤去され、現在は関連の宣伝パンフレットも全て撤去されたという。
10月7日からネット上で「済南地下鉄8号線に安莉芳路駅が設置された」と写真付きの投稿が話題となった。看板には本物そっくりの地下鉄マークや出入り口の標識、沿線各駅名などが記載されている。唯一の違いは、駅名の隣に物件名「済南宝能城」の文字が入っていることだという。
地下鉄駅に偽看板を設置したほか、同社は地形模型のロケーションマップにR4線(済南地下鉄8号線のプロジェクト名)を明記し、物件所在地に「聖井駅」と明記したという。
済南鉄道交通グループは、同地下鉄の建設計画はまだ審査中で、看板はまだ設置されてないと中国メディアに述べた。
地下鉄が通っている物件は人気があるが、「本物そっくり」の地下鉄駅の偽看板を設置したのは、済南市では初めてのことだという。
今年、住宅販売のピークシーズンである9月の売れ行きが悪いため、中国の不動産会社は10月に割引を強化した。車、駐車場、家電などをプレゼントする会社もある。
(大紀元日本ウェブ編集部)
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