【大紀元日本1月20日】中国の航空当局は12日、路線の過密化を理由に台湾海峡上空で3月から三つの新航路を開通すると発表した。台湾当局は設定が一方的だとして「受け入れられない」と猛反発した。
台湾の交通部(国土交通省に相当)民用航空局は13日、新航路が台湾本島と離島の金門、馬祖を結ぶ台湾側の航路と近く、悪天候などの場合に飛行安全に影響が出る恐れがあるとして抗議していた。
台中両方はこれまでも新路線の一部の設定について交渉してきたが、合意に至らなかった。今回、中国は一方的に国際民間航空機関(ICAO)に申請手続きを提出し、台湾側は受け入れられないと表明している。
米国務省のハーフ副報道官は14日、この問題に関し、「安全確保のためにも、台湾海峡上空に設定した新航空路の影響を受ける当事者と相談するよう中国に促す」と述べた。
台湾メディア・中央社によると、台湾行政院大陸委員会は17日、中国大陸との間で台湾海峡上空の航路に関する協議が行われる見通しが立ったと明かした。詳しい日程などは明らかになっていないという。
(翻訳編集・王君宜)
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