【大紀元日本4月20日】チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世が17日、青海省玉樹県への慰問を希望していると表明したことについて、被災地の住民の心境は様々だ。
17日、ダライ・ラマは亡命先のインドから、生まれ故郷である青海省への慰問を希望していると発表。声明の中で、「身体的に離れているため、今は被災者たちを慰めることはできないが、私が彼らのために祈っていることを分かってほしい」とダライ・ラマは述べた。
それについて北京政府は、今のところ正式なコメントを発表していない。
ある若いラマ僧は、ダライ・ラマの被災地訪問を熱望すると語った。「北京政府がダライ・ラマの訪問を許可すれば、被災者たちに大きな喜びを与えるだろう。彼は、我々の太陽だ」とダライ・ラマのポスターの前でお辞儀をする。
その一方で、あるラマ僧は、「北京政府がダライ・ラマの来訪を許可するとは思えない」と指摘する。彼は、ダライ・ラマが彼らの指導者であると思っているが、「これは非常に敏感な問題だから」と悲観的だ。
AFPの報道によると、玉樹県の多くのチベット人はダライ・ラマの肖像を掲げているものの、ダライ・ラマについては話したがらないという。
ダライ・ラマチベット宗教基金会の才嘉(Tsegyam Ngaba)氏は、ダライ・ラマの慰問について北京政府が大きな度量を示すことを強く希望すると話した。
(翻訳編集・坂本)
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