早食いは多くの人に共通する問題で、その理由はほとんどが忙しい生活と関係しています。忙しい配達員は、赤信号を2回停まる間にお弁当を食べ終えてしまうことがあります。しかし、早食いは糖尿病や心臓病のリスクを高めることが分かっており、一見、食習慣とは関係ないような症状をもたらし、医療機関を受診しても改善されないことがあるようです。
中医学では“土壅木郁”(土は 壅さがれ、木はさかんになる)という言葉があります。 富山中医クリニック院長の李嘉菱氏は、「早食いや長い時間の過食は、脾胃に過剰な食物や水分の負荷がかかり、蓄積を意味する土鬱になる。 これが気鬱の原因となり、自律神経に影響を及ぼし、ひいては消化や代謝、内分泌にも影響を及ぼす」と言います。