中国 悪評を書くのも消すのも商売

悪い口コミで店を追い詰める 中国の闇商売

2026/11/04
更新: 2026/11/04

飲食店を選ぶとき、つい参考にしてしまうネットの口コミ。しかし、その評価は金でつくられたものかもしれない。

中国で、店の評判を意図的に落として金を稼ぐ「悪評屋」の実態が報じられた。

中国メディアの調査によると、悪評の投稿料金は1件約500円。店の評価や検索順位を下げることを請け負い、悪評を削除する際にも2倍以上の約1200円を請求するという。

天津市の飲料店では、わずか3日間で数十件の悪評が殺到。店主によると、1日5万円近くあった売り上げは1000円前後にまで激減し、店は閉店に追い込まれた。店主は組織的な嫌がらせを疑っている。

さらに、まだ開店していない飲食店に「料理がまずい」「接客が悪い」といった口コミが投稿されるケースも確認された。口コミサイトの運営会社は、これらを虚偽の投稿と判断し、削除などの対応を行った。

一方、金を払えば本物の悪評まで消せるという業者もいる。上海では、700以上の店舗に関する約4500件の悪評を不正に削除した事件が摘発された。

悪評を書いて金を稼ぎ、削除でも金を取る。

本来、消費者の判断を助けるはずの口コミが、店を攻撃し、人々を欺く商売道具になっている。画面に並ぶ星の数や評価は、果たしてどこまで信用できるのだろうか。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!