ポーランド大統領は、米国とポーランドの協力関係に対するトランプ氏の姿勢に謝意を示した。現在、約1万人の米兵がポーランドに駐留している。
トランプ米大統領によると、ポーランドへの米陸軍基地設置に向けて大きな進展があった。
トランプ氏は、北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるポーランドへの米陸軍基地設置は、米国とポーランドの同盟関係にとって「歴史的な一歩」になると述べた。現在、米陸軍のポーランド駐屯部隊は同国で活動しているが、恒久的な基地は置いていない。
トランプ氏は9月17日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に「素晴らしいニュースだ! 友人であるカロル・ナブロツキ・ポーランド大統領の大胆なリーダーシップで、ポーランドへの米陸軍基地設置に向けて大きな進展があった」と投稿した。「実現すれば、場所は近く発表される」
ポーランドのパベウ・ザレフスキ国防副大臣は8月、国内に複数の米軍基地を設置することについて、国防総省の当局者と協議していると述べていた。
ナブロツキ氏は9月17日、トランプ氏の発表を受け、米国とポーランドの協力関係に対する強い姿勢に謝意を示した。
ナブロツキ氏はXへの投稿で「われわれは防衛協力を強化する取り組みを、真剣に、責任を持って、常に共に続ける用意がある」と述べた。「米陸軍基地にとって最善の場所を提供するため、ポーランド政府が最大限努力することを約束する」
ポーランドのブワディスワフ・コシニャクカミシュ国防相も9月17日に声明を出し、トランプ氏の発言は「非常に重要な表明」であり、両国の戦略的協力を裏付けるものだと述べた。
ザレフスキ氏は、8月27日にブリュッセルのNATO本部で開かれた北大西洋理事会の会合後、基地設置の構想について、米国防総省で政策を担当するエルブリッジ・コルビー氏と会談したことを明らかにした。
ザレフスキ氏は当時、ポーランド・ラジオに「ポーランドにおける米国の駐留には、さまざまな防衛能力が含まれ得る」と語った。「一か所に集中させる必要はないと考えている。もちろん、相当な規模の駐留が可能な場所として、米国側と協議したい地点がいくつかある。ただ、現在も複数の基地、複数の場所について話し合っている段階だ」
現在、ポーランドには約1万人の米兵が駐留している。米軍は同国におけるNATOの「強化された前方プレゼンス」の戦闘群を主導し、「アトランティック・リゾルブ作戦」の一環として、機甲旅団戦闘団を交代で派遣している。
トランプ氏が米兵5千人をポーランドへ追加派遣すると約束した後、ポーランド政府は6月、米軍に恒久的な基地の設置を正式に要請した。
ザレフスキ氏は8月の会談後、ポーランドへの米軍基地設置は、ロシアとウクライナの戦争への当面の対応を超えて、米国に利益をもたらすとの考えを示した。
「米軍の恒久的な駐留は、ロシアの最近の行動への対応にとどまらず、ポーランドに対する米国の長期的な戦略的利益を反映するものになる」と同氏は述べた。
大紀元は米国防総省、米陸軍、ホワイトハウス、ポーランド大使館に取材を申し込んだが、記事掲載までに回答は得られなかった。
米議会のヘルシンキ委員会(欧州安全保障協力委員会)の委員長を務めるジョー・ウィルソン下院議員(共和党、サウスカロライナ州選出)も9月17日、米陸軍基地の設置に向けた「目覚ましい進展」として、ポーランドに謝意を示した。
ウィルソン氏は「ポーランドは模範的な同盟国であり、自由がただでは得られないことをよく知っている」と述べた。「力による平和には、強力な抑止力が必要だ。われわれの自由と、あなた方の自由のために!」
ドン・ベーコン下院議員(共和党、ネブラスカ州選出)もこの動きを歓迎し、ロシアの侵略に対する最善の抑止策は、東欧に米軍を「前方展開」させることだとの考えを示した。
米国とポーランドは9月9日、ポーランドによる米国製の軍事装備品の追加購入を可能にする、40億ドルの融資保証協定に署名した。
NATOは、ポーランドの2026年の国防費が国内総生産(GDP)の4.68%に達すると推計している。GDP比で見た国防費は、加盟国の中でも最も高い水準にある。
ジル・マクラフリンがこの記事に寄稿した。
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