中国共産党(中共)による法輪功学習者からの臓器収奪と、それによる巨額の利益獲得は、長年にわたり隠蔽されてきた。カナダの著名な国際人権弁護士で、ノーベル平和賞にノミネートされたデービッド・マタス氏は新唐人のインタビューで、大規模な残虐行為はあまりに日常とかけ離れているため、人々に信じてもらいにくいと指摘した。中共が証拠を廃棄・隠蔽していることも、その実態を見えにくくしているという。こうした犯罪を阻止しなければ、人類全体への脅威になると警告した。
カナダの国際人権弁護士、デービッド・マタス氏は「2006年、アニーという仮名の女性がワシントンD.C.で声明を発表し、元夫が法輪功学習者の角膜を摘出していたと証言した。ほかの医師たちは別の臓器を摘出していた。臓器を摘出された法輪功学習者は命を奪われ、遺体は火葬され、臓器は中国国内の患者や、臓器移植を目的に海外から訪れた人々に売られていたという」と振り返った。
氏は、大規模な残虐行為について聞くと、人々はなかなか信じようとしない。日常生活で知っている世界とはあまりにもかけ離れているからだと見ている。「これはナチスによる大量虐殺の際に特に顕著に見られ、その後に起きたほかの大規模な残虐行為でも同様だった」と述べた。
中共が法輪功学習者からの臓器収奪を強く否定する中、マタス氏は調査パートナーとともに独自に証拠を収集し、重大な手掛かりを得た。
マタス氏は、「中共が法輪功への迫害を始めた後、中国では臓器移植の件数が急増した。私たちは調査員に中国各地の病院へ電話をかけてもらい、臓器移植を必要としている患者の家族を装って、『法輪功学習者は健康だから、その臓器を提供してもらえるか』と尋ねた。すると、中国各地の病院から、法輪功学習者から摘出した臓器を提供できると認める回答を得た。私たちは通話を録音し、文字起こしと翻訳も行いた。現在でもその音声を聞くことができる。病院側は『ある。問題ない。来てください』と答えていた。私たちは2006年7月に報告書を公表し、それ以来、この問題の調査と解決に取り組み続けている」と説明した。
また、「中共当局は、この問題についてまともに反論できていない。ほぼ隠蔽するしかなく、正面から反論することはできない」と指摘している。
マタス氏は、中共によるこうした人道に対する罪が、さらに広がっていると警告した。
「この20年間で、私たちはこうした残虐行為が拡大しているのを見てきた」
氏は、「こうした暴行は他国にも、ほかの人々にも広がっている。中国では、人が街中から突然姿を消している。今では、乳児さえ臓器の供給源にされている。これはほかの人権侵害と同じだ。止めなければ、さらに広がってしまう。自分が臓器を奪うために殺される段階になってから、初めて反対するのでは遅い。これは特定のグループだけを狙った犯罪ではなく、人道に対する罪だ。そして人道に対する罪とは、私たちすべてに対する犯罪なのだ」と批判している。
マタス氏は一方、こうした行為の危険性を認識する人や政府が増え、対策に乗り出していると述べた。
「現在では、中共による臓器収奪について、以前より多くの人が認識するようになり、それに対して行動を起こそうとする意欲も高まっていると思う」
また、「人体臓器の売買を防止する国際条約も採択されている。さらに約20か国が、国境を越えた臓器移植の乱用を防ぐための法律を整備している」と語った。
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