トランプ氏 イラン支援国にも制裁警告 『史上最も厳しい』経済圧力へ

2026/08/21
更新: 2026/08/21

トランプ大統領とベッセント財務長官は、イランに対して極めて厳しい経済圧力をかける方針を相次いで表明した。米財務省も21日、親イラン勢力を対象とする制裁リストを更新した。

トランプ氏は、イランに「最も厳しい経済措置」を講じると表明した。

また、イランに合意を結ぶ最大の機会を与えたが、残念ながら、彼らはその機会を生かさなかったと投稿した。

トランプ氏は、イランはすでに「瀬戸際にある」とし、今回は「前例のない規模の経済戦争と経済的孤立」を実施すると表明した。さらに、イランに命綱を提供する国や企業にも責任を及ぼす方針を示し、厳しい結果を招くと警告した。

トランプ氏は「石油密輸、通貨スワップ、現金送金、両替所、船舶登録、ペーパーカンパニー」を挙げ、「イランの経済を支えるあらゆる取引を直ちに停止しなければならない」と強調した。

ベッセント氏は21日に、「史上最も厳しい制裁」について、24日の記者会見で詳しく説明すると明らかにした。また、アメリカは「イラン政権を崩壊させる」と述べた。

同氏は「これは実際に効果を上げている。われわれは複数の措置を組み合わせて圧力をかけている。経済面での二重の圧力だ。一方では封鎖を行い、もう一方では史上最も厳しい制裁を実施する」と説明した。

ベッセント氏は、経済圧力はベネズエラだけでなくキューバでも効果を上げていると指摘し、同じ手法でイラン政権も崩壊に追い込めるとの見方を示した。

トランプ氏は最近、アメリカがホルムズ海峡を完全に掌握していると繰り返し強調し、イランとの合意を急いでいないとも述べている。

一部メディアによると、過去2週間、ホルムズ海峡を安全に通航した船舶の割合は8割に達した。

データによると、商船の8割以上がオマーンに近い南側の航路を利用しており、米軍の護衛が効果を上げていることがうかがえる。

ニュースサイト「Axios」は米当局者の話として、米軍がホルムズ海峡内に非公表の航行回廊を設けたと報じた。ここ数週間は毎晩15〜20隻の石油タンカーが、オマーン側の南部航路を通って海峡を出入りし、原油を輸送している。

一方、空母「ジョージ・ワシントン」も中東のアラビア海に到着し、空母「エイブラハム・リンカーン」の配備任務を引き継いだ。

新たな経済戦争の警告に対し、イラン側は、アメリカの戦略は失敗に終わると反発した。しかし複数の情報によると、イラン国内ではインフレが急速に進み、通貨価値も大幅に下落している。

また、今年初め以降、アメリカとイスラエルによる軍事行動で、イランの電力網関連施設2千か所以上が攻撃を受けたとの情報もある。

アメリカは21日、イランの支援を受けるレバノンの武装組織ヒズボラに対しても新たな制裁を発動し、ヒズボラとイラン政権との結びつきを改めて明確にした。

米財務省の声明で、ヒズボラを改めて「特別指定国際テロリスト」に指定した。理由について、ヒズボラが「イラン革命防衛隊コッズ部隊の指揮下で、イラン政権のために活動している」と説明した。

財務省はさらに、ヒズボラ向けに現金を密輸した疑いのある10人にも制裁を科した。