20万マイルは通過点——長く乗れる車選びで注目される高耐久モデル8車種を紹介。トヨタとホンダが多数を占める結果となり、信頼性や故障率の低さが改めて浮き彫りに。30万マイル到達の可能性を持つ車種や、長寿の鍵となるメンテナンスの重要性も解説する。
一般に、走行距離が約20万マイルに近づくと、多くのオーナーは買い替えを検討し始める。しかし、一部の車種においては、20万マイルはまだ寿命の折り返しに過ぎない。
数十年にわたり、いくつかの車種は長期的な信頼性と耐久性により、消費者から高い評価を得てきた。信頼性とは、単に時間の経過とともに安定した性能を維持できるかどうかだけでなく、修理の頻度や深刻さも含めた重要な指標である。コンパクトセダンからファミリー向けSUV、さらにはピックアップトラックまで、こうした車種は「長寿・高耐久」の代名詞となっている。
長く乗り続けられる車を選ぶ際、トヨタとホンダは常に有力な選択肢として挙げられる。ただし、最終的にはどのブランドや車種を選んだとしても、適切なメンテナンスこそが愛車を長持ちさせる鍵である。
以下は『USAトゥデイ』がまとめた、消費者から高い信頼を得ている長寿モデル8車種である。いずれも走行距離が20万マイルを大きく超える実績を持つ。そのうちアメリカ車1車種は、30万マイルに達する可能性もあるとされる。
トヨタ・セコイア(Toyota Sequoia)
iSeeCarsが発表した2025年の調査レポートによると、トヨタ・セコイアは「最も耐久性の高い車種」ランキングで首位を獲得した。このフルサイズSUVは、25万マイル以上走行する確率が39.1%に達し、業界平均の4.8%を大きく上回っている。
この結果により、セコイアは日常使用において長期間にわたり高い耐久性を発揮する車種としての評価を、さらに強めた。
2026年モデルのセコイアは、現行モデルからパワートレインの変更はない。3.4リッターのツインターボV6エンジンを搭載し、最大出力326kW(約444馬力)、最大トルク790N・mを発揮する。10速ATと組み合わされ、後輪駆動と四輪駆動の2種類が用意されている。
力強い動力性能とトヨタブランドの信頼性を背景に、セコイアは北米市場で確固たる地位を築いている。
トヨタ・カローラ(Toyota Corolla)
トヨタ・カローラは長年にわたり、信頼性と維持コストの低さで知られてきた。平均使用年数が長く、20万マイル以上走行するケースも多いことから、長期的な信頼性に対する評価は高い。

約60年の歴史を持つこの定番セダンは、第13世代として全面刷新された。新型では外観、パワートレイン、ラインナップのすべてが見直され、ハイブリッド、プラグインハイブリッド、電気自動車(EV)という3つのパワートレインが展開されている。
耐久性と扱いやすさといった従来の特長を受け継ぎつつ、足回りは快適性とバランスを重視した設計となっている。都市部での取り回しにも優れ、長時間運転でも疲れにくい。室内の使い勝手も良好で、フル乗車時の実用性も確保されている。
トヨタ・4ランナー(Toyota 4Runner)
トヨタ4ランナーは、オンロードとオフロードの双方で高い耐久性を発揮する車種として評価されている。
過酷な地形を走破できる性能に加え、走行距離が25万マイルを超えた後でも信頼性を維持する例が多く、アウトドア志向のユーザーから支持を集めている。

初期の4ランナーはピックアップトラックをベースとした本格的なオフロードSUVであったが、世代を重ねるごとに改良が進み、現在ではより洗練されたモデルとなっている。ランドクルーザーと比べると、よりシンプルで無骨な性格を持つ。ランドクルーザープラドと同じプラットフォームを採用し、そのオフロード志向を強めた位置付けといえる。さらに最新技術も取り入れられ、走破性はプラド以上と評価される場面もある。
トヨタ・カムリ ハイブリッド(Toyota Camry Hybrid)
カムリのハイブリッドモデルは、長距離走行においても高い耐久性を示すことで知られる。20万マイル以上走行するケースも珍しくない。
現在は全モデルがハイブリッド仕様となっており、優れた燃費性能に加え、充実した装備と先進の安全機能を備える。前輪駆動が標準で、四輪駆動も選択可能である。出力は前輪駆動モデルが225馬力、四輪駆動モデルが232馬力となっている。
カムリは、信頼性の高いファミリーセダンとして世界的に広く認知されている。

ホンダ・シビック(Honda Civic)
ホンダ・シビックは、優れた耐久性に加え、安全性の高さでも評価されている。複数の年式モデルが米国道路交通安全局(NHTSA)から最高評価を獲得している。
iSeeCarsはビッグデータ分析に基づき、3万ドル未満で長く使用できる車種を抽出し、その中でシビックが総合1位となった。
これらの車種は耐久性に優れるだけでなく、長期間の使用においても乗員の安全性を確保できる点が評価されている。
ホンダ・CR-V(Honda CR-V)
ホンダの設計思想により、CR-Vはエンジンやトランスミッション(特にCVTおよび従来型AT)の故障率が低いことで知られる。日常の通勤から長距離走行まで、安定した走行性能を維持できるとの評価が多い。
適切なメンテナンスを行えば、25万マイル以上の走行も可能とされる。実用性、信頼性、耐久性を兼ね備え、コンパクトSUV市場において常に高い人気を維持している。

レクサス IS(Lexus IS)
トヨタの高級ブランドであるレクサスは、「最も耐久性の高い自動車ブランド」ランキングでトヨタに次ぐ第2位となっている。
適切に整備された場合、レクサスISは信頼性と耐用年数の面でトヨタやホンダの車種に匹敵するとの評価が多い。この高級セダンは、J.D. Powerの「2026年米国自動車信頼性調査」において、最も信頼性の高い車種の一つに選ばれている。

シボレー Silverado 1500(Chevrolet Silverado 1500)
シボレー Silverado 1500は、耐久性と信頼性を重視し、多様な作業に対応するために設計されたピックアップトラックである。
一部の第3世代V8モデルは特に高い耐久性で知られ、30万マイル以上の走行例も報告されている。

2027年モデルでは、デジタル機能の強化とグレード構成の整理が主な戦略とされる。強力なV8エンジンラインナップを維持しつつ、大型ディスプレーの採用や新たな中間グレードの投入により、フォードF-150などの競合に対抗する方針である。作業性能と最新技術の両立を求めるユーザー層を主な対象としている。
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