中国 20日の夏休みが突然5日に 

「夏休みを返せ!」高校生が一斉スト=中国

2026/07/13
更新: 2026/07/13

「夏休みを返せ!」校内に響き渡る生徒たちの叫び。中国・湖北省の名門高校で起きた異例の集団ストライキが、大きな注目を集めている。

本紙は今回の抗議について、実際に学校に在籍していた生徒を直接取材し、その舞台裏や学校側とのやり取りの実態を聞いた。

7月10日、湖北省内でも有数の進学校として知られる安陸第一高校で、突然短縮された夏休みに反発した生徒たちが授業をボイコットする異例の事態が起きた。

学校は当初約20日間としていた夏休みを、直前になってわずか4日半〜5日に短縮。突然の変更に怒った生徒たちは校内に集まり、「夏休みを返せ」と一斉に抗議した。

生徒らは「一方的な学校運営に反対し、平等を求める。20日間の夏休みを返せ!」と書いた横断幕を掲げ、校舎前や1階ホールで声を上げた。

対立が続く中、抗議は単なる「休みを増やしてほしい」という訴えから、学校運営そのものへの批判へと発展した。

男子生徒の一人が学校関係者に「なぜ毎年、反乱が起きるのか。考えたことはあるのか」と問いかける場面も撮影され、この言葉は今回の抗議を象徴する一言としてSNSで大きな話題となった。

学校側は、抗議を主導した一部の生徒だけに休暇を認めると持ちかけ、集団を切り崩そうとした。しかし、生徒たちは応じず、全員の夏休みを元に戻すよう要求し続けた。動画が広く拡散したこともあり、学校側は最終的に長期休暇を認める方針へ転じたという。

生徒によると、抗議は特定の生徒が計画したものではなく、学生たちがSNSのグループで集合場所や役割を話し合う中で自然発生的に広がっていった。教育当局には以前から何度も苦情を寄せてきたが状況は改善されず、「今回は自分たちで動くしかない」と考えるようになったという。

湖北省内では過去にも高校生の集団抗議で学校側が譲歩した例があり、生徒たちの間では「団結すれば学校を動かせる」という考えを広く共有していた。
 

(当時の様子)

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!