イランが米イラン交渉にイスラエル・レバノン問題を含めるよう繰り返し主張しているにもかかわらず、マルコ・ルビオ米国務長官は6月23日、イスラエル・レバノン協議と米イラン交渉を切り離すべきだと強く主張している。
ルビオ氏はペルシャ湾岸地域を訪問中で、アラブ首長国連邦(UAE)、クウェート、バーレーンを歴訪し、米イラン交渉を推進する過程で米国の同盟国の意見が考慮されるようにすることを目的としている。
ルビオ氏はUAE到着時に、レバノンは主権国家であることからイスラエル・レバノン協議と米イラン交渉が別の問題であり、レバノンとその国内情勢については、我々はレバノン政府と直接交渉し、協議すると述べた。またイランによるヒズボラへの支援と資金提供を問題視した。
ルビオ氏は「この要素は我々がイラン側と行う対話の中で議論されるが、レバノンの将来については、レバノンの将来はレバノン国民の手中にあり、その主権を有する民主的に選出された政府を通じて実現される。それこそが我々の協力相手となる」と述べている。
現在、最新ラウンドのイスラエル・レバノン協議が米国務省で行われている。イランは、名目上の停戦期間中にイスラエルがレバノンを攻撃していることを理由に、米イラン交渉からの離脱を繰り返し示唆している。イスラエルはこれらの攻撃について、ヒズボラを標的とした自衛行動であると主張している。
6月17日に米イラン間で署名された諒解覚書はすでに正式に発効している。
ルビオ氏は6月23日、中東情勢に言及した際、イランのミサイル計画および代理勢力への支援の問題は同地域の重要な議題で、対話の中で必ず取り上げられる問題とした。
「地域全体における敵対行為の完全な終結について言及する場合、(この問題に触れないまま)それは現実には不可能だ。イランの代理勢力がイラクからミサイルや無人機を発射し続け、ハマスやヒズボラのようなテロ活動に関与し続ける限り、この地域の敵対行為と紛争が終結することはあり得ない」
今回の歴訪の目的について、ルビオ氏は「我々が今回訪問するのは、主に彼ら(同盟国)の意見に耳を傾けるためであり、発言するためではない」と述べ、同盟国の経済および安全保障上の懸念を把握したいとの意向を示した。
「我々は彼らの考えを聞きたい。特に先週末のスイスでの協議の後であり、我々が下すあらゆる決定に彼らの見解が反映されるようにしたい。なぜなら、彼らは我々のパートナーだからだ」
3日間の日程の中で、同氏は湾岸協力会議(GCC)との会合も行う予定だ。
ルビオ氏はMOUの文言を根拠に、すべての同盟国が平和の実現を支持しているが和平案の具体的な細部次第との認識を示している。
ルビオ氏は、提案されている3千億ドルのイラン復興基金への資金拠出を同盟国に求めるつもりはないと述べ、この議題は日程に上るまでにはまだ時間がかかるとしている。
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