台風6号は沖縄を通過した後、九州に接近しており、西日本に大きな影響を及ぼしている。2日午後までに、少なくとも9人がけがをしたほか、沖縄県と鹿児島県では約4万8千戸が停電した。
気象庁は、台風の接近に伴い、各地で土砂災害や河川の氾濫、低い土地の浸水などに警戒するよう呼びかけている。
記録的大雨 20万世帯超に避難指示
2日午前、鹿児島県天城町では24時間降水量が209.5ミリに達し、同町の6月としては過去最多を更新した。
これに先立ち、宮崎県では日南市などに大雨に関する警戒レベル3相当の情報が発表され、宮崎市などにも土砂災害への警戒が呼びかけられた。
また、宮崎市、都城市、串間市では全域に避難指示が出され、対象は20万世帯を超えるとみられる。
気象庁は、今後24時間で東海地方と近畿地方の降水量が最大350ミリに達する可能性があると予測している。関東地方でも強風や大雨が見込まれている。また、東海地方、近畿地方、四国地方、九州南部では、2日から3日にかけて線状降水帯が発生する可能性がある。
航空・鉄道・フェリーにも影響
台風の影響は交通機関にも広がっている。
2日午後時点で、九州を発着する便を中心に計331便の欠航が決まった。JALは170便、全日空は67便を欠航した。
フェリーは64航路で欠航した。鉄道では、東海道新幹線が2日夜から3日にかけて、遅れや運休となる可能性がある。山陽新幹線と九州新幹線でも、強風の状況によっては遅れや運休が生じる可能性がある。
政府が警戒呼びかけ 首都圏の交通にも影響か
木原稔官房長官は2日午前の記者会見で、政府は自治体と緊密に連携し、被害状況の把握と緊急対応を進めていると述べた。
木原氏は、台風の影響範囲が今後さらに広がるとして、「台風の影響が予想される地域では自治体の避難情報に十分注意していただき、早めの避難を心がけるなど、油断することなく命を守る行動をとっていただくようにお願いします」と呼びかけた。
また、台風は3日、本州の南岸を北東へ進む見通しで、首都圏の交通網にも3日午前から影響が出る可能性があると指摘した。通勤客や旅行者に対し、交通情報を事前に確認するよう呼びかけている。
2日正午時点で、台風6号の中心は屋久島の西南西約110キロにあり、中心気圧は975ヘクトパスカル。時速約35キロで北東へ進んでいる。
中心付近の最大風速は毎秒25メートル、最大瞬間風速は毎秒35メートルで、時速約126キロに相当する。
気象庁は、発達した雨雲が台風の中心の北側と東側に広がっているとしている。そのため、台風の中心から離れた地域でも、激しい雷雨や強風に見舞われるおそれがある。住民に対し、引き続き厳重な警戒を求めている。
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