UAE 米軍の対イラン攻撃に関与か ホルムズ海峡めぐり緊張高まる

2026/05/08
更新: 2026/05/08

複数のメディアによると、アラブ首長国連邦(UAE)が、米軍によるイランの港湾施設への軍事攻撃に関与した可能性がある。現地周辺では、米軍の空中給油機が複数機、旋回していたとの情報もある。イラン国内では大きな爆発音が相次いだと伝えられ、これを受けてイラン革命防衛隊は直ちに戦闘準備態勢に入ったという。また、トランプ政権が「プロジェクトフリーダム」と呼ばれる護衛作戦の再開を準備しているとの報道も出ている。

さらに、トランプ大統領は米軍による7日の対イラン攻撃についてSNSに投稿した。世界最高水準の米駆逐艦3隻が攻撃を受ける中、ホルムズ海峡を無傷で通過した一方、イランは甚大な損害を受けたと主張した。そのうえで、イランが速やかに合意に署名しなければ、今後アメリカはさらに激しい手段で、イランにより深刻な打撃を与えることになると警告した。

中東メディアの報道によると、UAEは7日の米軍の対イラン攻撃に関与した。一部報道では、今回の作戦はアメリカとUAEによる合同軍事作戦だったとも伝えられている。少なくとも5機の米軍KC-135空中給油機がUAEから離陸し、さらに少なくとも4機の給油機がイスラエルおよびヨルダン上空を飛行していたという。

ただし、現時点で公式な確認は取れていない。

一方、イラン国内では同日、突然激しい爆発音が聞こえ、その後、イラン革命防衛隊は戦闘準備態勢に入ったと宣言した。

また、米当局者がウォール・ストリート・ジャーナルに語ったところによると、トランプ政権は現在、「プロジェクトフリーダム」の再開に向けて準備を進めているという。この作戦は開始から36時間後に一時停止されていた。国防総省関係者によれば、護衛作戦は早ければ今週中にも再開される可能性がある。

報道によると、米国がホルムズ海峡での通航再開を強行するには、イランのミサイルやドローンによる攻撃から商船を守るため、大規模な海空戦力の投入が必要となる。そのため、サウジアラビアとクウェートの基地および領空は、米軍の作戦遂行にとって極めて重要だとされている。

しかし、サウジ当局者によれば、情勢のさらなる悪化を懸念し、サウジアラビアとクウェートは当初、米軍による基地使用や領空通過に難色を示していた。これが、トランプ氏が5日夜に突然、護衛作戦の一時停止を発表した理由の一つとみられている。

その後、トランプ氏がサウジアラビアのムハンマド王太子と電話会談を行った結果、サウジ側は米軍による基地使用と領空通過を再び認める方針に転じたという。

和平交渉については、アメリカが戦争終結とホルムズ海峡での通航再開に向け、14項目を盛り込んだ1ページの覚書を提示し、交渉の継続を図っている。現在、米国はイラン側の回答を待っている状況だ。

また、イランのペゼシュキアン大統領は7日、最高指導者ムジタバ師と最近会談したと明らかにした。

2月28日にイラン戦争が勃発して以降、イラン大統領がムジュタバ氏との会談について公に言及したのは、これが初めてとなる。ただし、ムジュタバ氏はこれまで一度も公の場に姿を見せておらず、その健康状態や実際の権力掌握能力については、国外で疑問視する声もある。

これに先立ち、ペゼシュキアン氏が革命防衛隊による地域情勢の緊張激化を強く非難し、ムジュタバ氏との会談を求めたとの情報もある。こうした動きは、イラン国内で派閥抗争が激しさを増している可能性を示している。

イラン高官のモフセン・レザイ氏は、イランはアメリカが「非現実的な計画」によってホルムズ海峡の通航を再開させることを認めないと主張した。

報道によれば、イラン側は、いかなる合意に応じる前にも、アメリカによる戦争賠償の支払いと、具体的な見返りの提示が必要だと要求している。