米海軍艦艇3隻 イランのミサイル・ドローン攻撃を撃退と米中央軍が発表

2026/05/08
更新: 2026/05/08

米中央軍(CENTCOM)は、5月7日、3隻の米海軍艦艇がイランによるミサイル、ドローン、および攻撃艇による一連の攻撃を撃退したと発表した。CENTCOMによると、ミサイル駆逐艦「トラクスタン」、「ラファエル・ペラルタ」、「メイソン」の3隻は、5月7日にホルムズ海峡を航行中に攻撃を受けたという。

米軍司令部は、米軍が「接近する脅威を排除し、米軍への攻撃に関与したイラン軍施設(ミサイル・ドローン発射サイト、指揮統制所、情報・監視・偵察拠点など)を標的にした」と述べた。

CENTCOMの報告によれば、この応酬において米側の資産に被害はなかった。CENTCOMはこの事案をイラン側による「いわれのない攻撃」としているが、イラン国営メディアは、米軍が先に敵対行為を開始したと報じている。

イラン国営メディアが共有した声明の中で、イラン軍司令部の報道官は、米軍が2隻の船舶を攻撃したと主張した。一方はイランの港湾都市ジャスク付近を航行していたイラン船籍のタンカーであり、もう一方はアラブ首長国連邦(UAE)のフジャイラ港付近を航行していた別の船舶である。イラン軍報道官は、この疑いのある攻撃について、米国とテヘラン(イラン政府)が4月7日に合意した停戦への違反であると非難した。

イラン軍司令部は、これら2隻への攻撃が始まると同時に、バンダル・ハミール、セーリク、ケシュム島を含むイラン沿岸の民間地域にも追加の攻撃が行われたと主張している。イラン軍は、これに対抗して付近の米艦艇に発砲したと述べた。なお、イランメディアによるこれらの報道は、CENTCOMによる5月7日の記者発表に先んじて行われた。

封鎖措置と緊張の継続

米軍は4月13日以来、イランの港湾と貿易に対する封鎖を強行している。いくつかの事例において、米軍は封鎖を回避しようとする船舶を阻止するため、無力化射撃や臨検作戦を実施してきた。

5月6日、CENTCOMは空母「エイブラハム・リンカーン」から発艦した米海軍のF/A-18スーパーホーネットが、オマーン湾をイランの港に向けて航行していた空荷のイラン原油タンカーに対し、20mm機関砲を発射して舵を無力化したと発表した。

また、米軍当局は5月4日にも、米軍がホルムズ海峡を通過する商船の護衛任務を開始した際、イランによるミサイル、ドローン、高速艇の攻撃があったと報告している。同日、UAEのフジャイラ石油ターミナルもイランのドローンによって損傷を受けた。

トランプ米大統領は、テヘランとの交渉における進展の兆しを理由に、5月5日、開始から2日足らずでホルムズ海峡の護衛任務を中断した。同日の国防総省での記者会見において、ピート・ヘグセス国防長官とダン・ケイン統合参謀本部議長は、4月7日以降のイランによる攻撃は、現時点では停戦を崩壊させる閾値(しきいち)を超えていないとの見解を示した。

先週、トランプ大統領は議会に対し、2月28日に始まったイランとの軍事敵対行為は「終了した」と正式に通知した。この通知は、議会が承認していない戦闘作戦からの米軍撤退に60日間の猶予を設けた1973年の「戦争権限法」に定められた期限に合わせたものである。

軍事と外交問題を専門とするエポックタイムズの記者