トランプ大統領 イランの新提案に不満

2026/05/02
更新: 2026/05/02

トランプ大統領は1日、ホワイトハウスを出発してフロリダ州に向かう際、イランがパキスタンを仲介として提出した最新の提案に満足していないと述べた。

「この結果には満足していない。状況を見守ろう。イランは合意を望んでいる。ほぼ軍隊を失っているからだ。合意を望んでいるが、私は満足していない」とトランプ大統領は語った。

トランプ大統領はまた、イランの指導部は「四分五裂で混乱し、互いに折り合えていない」とし、「2つか3つ、おそらく4つの派閥で構成されており、指導体制が非常に分散している。それでも全員が合意を望んでいるが、各派閥がそれぞれ混乱状態にある」と述べた。

ベッセント財務長官、イラン指導部を「下水道のネズミ」と批判

ベッセント財務長官はX(旧ツイッター)への投稿で、「下水道にいるネズミには外の世界で何が起きているか把握しにくい。以下の点が、暗闇の中にいるイランの指導部の参考になるかもしれない」と述べた。

1.米国はホルムズ海峡を完全に掌握している

2.基軸通貨であるドルが不足している

3.食料とガソリンは配給制になっている

4.国際社会全体がイランに敵対している

5.封鎖は2月27日以前の自由な航行が実現するまで継続される

ベッセント長官はこの投稿で、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の「イランは米国の封鎖突破を必死に模索しているが、抜け出す力がない」と題する記事を引用した。同記事は、イラン政府は約50年にわたって中国への石油販売を通じ、米国の制裁圧力の下でも生き延びてきたと指摘している。現在は米海軍による封鎖が、この戦略の障壁となっている。

同記事によると、米軍の封鎖によりイランの「影の船団」ネットワークは機能を失っている。これらの船舶は長年にわたり、イランの石油輸出に対する米国の制裁を逃れるため、海上で秘密裏に貨物を中国向けに積み替えてきた。今やこれらのタンカーは米軍の封鎖線を突破できず、米国の艦船がインド洋まで追跡している。

米、ホルムズ海峡の通行料支払いにも新制裁

米国は1日、イランの「金融上の生命線」を断つため、イランの外国為替両替会社3社に制裁を科すと発表した。

財務省は、イランは石油販売の決済を主に人民元で行っており、これらの両替機関がイランの軍や協力機関・代理組織に対し、こうした収益をより使いやすい通貨に換金することを支援していると述べた。年間数十億ドル規模の外国為替取引を仲介しているという。

財務省は別の声明で、ホルムズ海峡の安全な通過と引き換えにイラン政府へ「通行料」を支払う企業は制裁リスクに直面すると警告した。