「絶対にやらかしちゃいけない場でやらかした」と話題の中国EV発表会の一幕が、SNSで拡散されトレンド入りした。
4月22日、中国の通信機器大手、ファーウェイ(華為技術)が関わる自動車ブランド「鴻蒙智行」の春の新製品発表会で、まさかのトラブルが発生した。
この日発表したのは、尚界Z7、尚界Z7T、問界M6の3車種。だが、順番に退場していくはずの流れの中で、ピンク色の尚界Z7だけがなぜか舞台中央にぽつんと残された。
発表会の進行はすでに次の車種紹介へと移っていたが、本来なら退場しているはずの車がそのまま壇上に残り続けるという、ちぐはぐな状況が続いた。
現場映像では、運転手が車内で何度も操作を繰り返し、それでも車は動かず、ついには車外に出て確認する様子が映っている。注目のステージで車が動かないという状況に、戸惑いと焦りがにじむ。
この強烈な一幕はSNSでも話題となり、関連動画には「自分がつらいと思ったらあの運転手を見ろ」「あの状況に比べたら自分の悩みなんて大したことない」といった皮肉文句まで添えられる始末となった。話題は瞬く間に拡散され、「Z7動かない」「Z7立ち往生」などの関連ワードがトレンド入りし、ライブ配信のコメント欄が一時閉鎖されるなど波紋が広がり続けている。
こうした事態の収拾を図る中、主催側は後に「複数の車を同時に見せるため、その場に残した演出だった」と説明。つまり「動かなかったのではなく、あえて動かさなかった」という主張である。
だが、この説明に対し、すでに拡散している現場映像が強い違和感を突きつける。運転手が何度も操作を繰り返し、ついには車外に出て確認する様子は、「最初から止めていた演出」とはどうしてもかみ合わない。
ネット上では、「運転手が外に出なければ信じた」「あの慌て方で『演出』は無理がある」といった皮肉も広がり、説明そのものに疑問が向けられている。
今回の騒動について「一見すると現場のトラブルだが、本質はメーカーの信頼が試されている。透明な説明が重要だ」と指摘する声も多い。
取り残されたのは車だけではない。
その説明もまた、納得されないまま残り続けている。
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