「抑止力を大幅に高める狙い」専門家 米空母3隻が中東に集結へ

2026/04/21
更新: 2026/04/21

米中央軍(CENTCOM)は20日、X(旧ツイッター)への投稿で、19日に米海軍の原子力空母「ジェラルド・R・フォード」上で艦載機の発着艦訓練が実施されたと明らかにした。同空母打撃群は現在、中央軍の責任区域内を航行しており、関連画像も併せて公開された。

また、AP通信が国防当局者の話として伝えたところによると、これまで東地中海に展開していたジェラルド・R・フォードは、2隻の駆逐艦とともにスエズ運河を通過し、紅海へ進出した。

ジェラルド・R・フォードは米海軍の最新鋭の原子力空母で、昨年6月以降、長期にわたり洋上展開を継続している。米国によるベネズエラに対する軍事行動の期間中にはカリブ海に派遣され、ベトナム戦争以来、米空母として最長の海上展開記録を更新した。

一方、同空母は3月中旬、艦内の洗濯区画で火災が発生したため、クロアチアの港に寄港し、修理を受けていた。

ジェラルド・R・フォードの紅海到着により、中東地域には現在、2隻目の米空母が展開する形となった。すでに配備されている空母「エイブラハム・リンカーン」は、イランに対する米軍の作戦「エピック・フューリー(壮絶な怒り)」を継続している。

2026年4月16日、米海軍の空母「エイブラハム・リンカーン」がアラビア海において、ホルムズ海峡に関連する封鎖作戦に従事した。Getty Images

さらに国防当局者は、空母「ジョージ・H・W・ブッシュ」が現在、南アフリカ沖を北上中で、数日以内に中東へ到着する見通しであると明らかにした。

これにより、米軍は同地域において最大で3個の空母打撃群を同時展開する可能性がある。

軍事専門家は、空母3隻の同時集結は抑止力を大幅に高める狙いがあるだけでなく、トランプ政権に中東での軍事的選択肢を拡大させる動きだと指摘する。情勢がさらに悪化した場合、米側が迅速に衝突を拡大させる準備を整えていることを示す動きとみられる。

2018年5月12日早朝、大西洋上で、米海軍の空母「ジョージ・H・W・ブッシュ」の飛行甲板に、複数のF/A-18「ホーネット」戦闘機が姿を現した。Getty Images
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