海上自衛隊の護衛艦「いかづち」が17日、台湾海峡を通過し、中国共産党(中共)当局が反発した。高市早苗首相の就任後、自衛艦が台湾海峡を通過したのは初めてとみられる。
複数のメディアは関係者の話として「いかづち」が台湾海峡を通過したと報じたが、政府は17日までのところ、公式なコメントを出していない。
中共東部戦区の徐承華報道官は「いかづち」が17日午前4時2分から午後5時50分にかけて台湾海峡を通過し、中共海軍と空軍が終始、追跡・監視したと発表した。
共同通信によると、外交筋は、海自の護衛艦1隻が17日に台湾海峡を通過したと明らかにした。
今回の通過は、日中関係をさらに緊張させる可能性がある。昨年11月、高市首相の「台湾有事」に関する発言に、中共が強く反発した。北京はその後、日本に対して一連の報復措置を講じた。
共同通信は、日本政府が「いかづち」の台湾海峡通過を正式には発表していないものの、その背景には、中共の強硬な動きが強まる中、日本もより明確な対応を示す必要があるとの判断があるとみられると伝えた。
中共外務省の郭嘉昆副報道局長は17日の記者会見で、この動きは日中関係の政治的基盤を著しく損なうものだと述べた。そのうえで、中共これに断固反対しており、日本側に強く抗議したと明らかにした。
日本の統合幕僚監部によると、同艦は4月20日から5月8日までフィリピンで行われる米比合同の大規模軍事演習「バリカタン」に参加する予定だ。
日本と中共の外交筋は共同通信に対し、中共政権が日本側関係者を呼び出し、同艦の通過に抗議したと明かした。
アメリカは、台湾海峡における航行の自由を示すため、たびたび軍艦を通過させている。
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