ロシア ウクライナがプーチン氏公邸を攻撃と非難 ゼレンスキー氏は否定

2026/01/01
更新: 2026/01/01

ロシア24テレビのキャスター:
「ラブロフ外相の声明に戻ろう。ウクライナの無人機が、ノヴゴロド州にあるプーチン大統領の公邸を攻撃したという件について」

ロシアのラブロフ外相は月曜日、12月28日から29日にかけて、ウクライナが91機の長距離無人機を投入し、プーチン大統領の公邸を攻撃しようとしたと表明した。また、これらの無人機はすべてロシア軍の防空システムによって撃墜され、人的被害はなかったとしている。モスクワは、ウクライナ軍による今回の攻撃を「国家テロ行為」だと非難している。

ラブロフ外相:
「このような無謀な行為が見過ごされることはない。ロシア軍の報復攻撃の対象はすでに決まっている」

ロシア政府は、プーチン大統領が同日の電話会談で米国のトランプ大統領に対し、ロシアは今後も米国と緊密に協力し、平和実現の道を模索していくと伝達したと主張している。しかし、今回のウクライナによる攻撃を受け、ロシアは和平交渉における立場を再検討するとしている。

トランプ大統領:
「私は今日、プーチン大統領からこの(攻撃の)件を聞いた。非常に腹立たしい。今は微妙な時期で、今やるべきことではない」

同日、ゼレンスキー大統領はロシア側の主張を否定し、これはモスクワによる新たな嘘だと述べた。

ゼレンスキー大統領:
「彼らは今、いくつかの住居が攻撃されたと主張しているが、彼らが(ウクライナの)首都や政府庁舎を攻撃する準備をしているだけだと私は確信している」

ゼレンスキー大統領は、ロシアが和平交渉を妨害しようとしているとし、米国と欧州はこの問題に介入すべきだとの考えを示した。