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中国 19歳大学生が突然まひ

スマホ依存の代償 あなたの首も危ない?

2025/09/18
更新: 2025/09/18

ある日突然、足が動かなくなった。中国・福建省の大学に通う19歳の男子学生は、いつものようにスマホをいじっていただけである。しかし、彼の頸椎の中では血管が破裂し、脊髄を押しつぶす巨大な血腫ができていた。救急搬送があと数時間遅ければ、一生歩けない体になっていたという。

夏休み中、彼は飲食店で長時間皿洗いをした後、帰宅してはベッドでゲームや動画に没頭していた。首の痛みやしびれを感じても気にせず過ごしていたが、ある日突然、下半身の感覚を失い立ち上がれなくなった。医師は「長時間のうつむき姿勢が血管に異常な負担をかけ、破裂を招いた」と説明している。

類似事例も相次ぐ

実はこのような事例は珍しくない。四川省では麺をゆで続けていた40代男性が、江蘇省無錫市では斜めに寝転んでスマホを見ていた30代男性が、それぞれ突然まひに襲われた。幸いにも緊急手術で回復したが、誰もが「自分がなるとは思わなかった」と振り返っている。

医師によれば、首を60度傾けてスマホを見ると、首には子ども一人分、すなわち27キロもの重さがのしかかる。日常の「何気ない姿勢」が、脊髄をつぶし、命に係わる危険がある。

スマホ依存世代、イメージ画像。(GREG BAKER/AFP via Getty Images)

日常でできる予防策

専門家は、スマホやパソコンを長時間使用する際は、30分ごとに背筋を伸ばして首を休ませ、画面はできるだけ顔の高さに近づけて見ることを推奨する。首や肩のしびれや痛みは体からのSOSであり、我慢せず医療機関を受診すべきだと警告している。

スマホを覗き込むあなたの首も、もしかしたら同じ危険を抱えているかもしれない。今日の「うつむき姿勢」が、明日の「時限爆弾」になる。それは誰にとっても他人事ではないのである。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!