台湾優良食品発展協会(TQF)は、2024年に続き今年も「台日食品企業商務合作訪日団」を再度編成し、8月4日から9日までの6日間、熊本と東京の2都市でセミナーおよび商談会を開催する。台日間の食品産業における交流と協力を継続的に深化させることを目的としており、8月8日の東京でのイベントには日本の食品関連事業者約100人が参加したという。

今回は台湾から計15社の食品関連企業が参加した。出展企業には、健康食品・機能性食品のメーカー、飲料メーカー、ベーカリー原材料の輸入業者、冷凍枝豆の製造企業、さらに台湾産のサツマイモやタロイモ、バニラを用いた加工食品メーカーなどが含まれている。
そのほか、伝統製法と現代技術を組み合わせた醤油製造業者や、焼き菓子メーカー、魯肉飯(ルーローハン)、米糕(ミーガオ)、牛肉麺などを手がける調理食品関連企業も参加する見込みだ。各企業の製品は、台湾の食品安全認証を取得しているという。
商談会に先立ち、台湾食品市場の現状や技術動向などを紹介するセミナーも実施され、以下の4つのテーマが取り上げられる。

1)台湾優良食品発展協会(TQFA)の紹介と台湾における機能性食品産業および市場の現状
2)発酵技術を活用した機能性食品開発に関する戦略(グレープキングバイオ社)
3)台湾ベーカリー業界の発展と原材料の需要動向
4)越境ECによる日台間マーケティングの促進
主催者側によると、これまでの開催では参加企業間での協業や取引が生まれており、今後も引き続き日台間の食品ビジネス交流の促進を目指すとしている。

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