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激変する中国 「国家戦略」の裏で繰り返される“情報のもみ消し”

北京で無人タクシーが炎上 事故原因や責任所在不明のまま【動画あり】

2025/05/20
更新: 2025/05/20

5月13日朝、中国・北京市で走行中の無人運転タクシーが路肩の植え込みに突っ込み、そのまま突然炎上した。

ロボタクシーは自動運転技術の開発を手がける中国のスタートアップ企業、小馬智行(ポニー・エーアイ)が開発したもので、事故の様子は通行人によって撮影され、SNS上で瞬く間に拡散。

なぜ路肩に突っ込み・炎上したのか──企業の説明は要領を得ず二転三転、消防や市の関係部署も「回答できない」「調査中」など曖昧な対応に終始した。

責任の所在も原因もはっきりしないまま、報道は矮小化される事態に、ネット上では「こんな車に乗れるか」と不安と怒りの声が広がっている。

 

(事故当時の様子)

 

今回の無人車炎上事故は、単なる技術トラブルでは済まされない背景がある。

国産EVや自動運転技術は中国共産党が「国家戦略」として強力に後押ししている分野であり、事故や不具合の報道は、体制にとって「不都合な真実」だ。そのため、こうした事件が起きても「企業イメージを守るため」に真相を隠し、報道規制で火消しを図るのが常態化している。

だが、命を預ける乗り物である以上、中国産かどうかよりも「本当に信頼できるか」が問われるべきではないか。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!