12月17日18時30分頃、北京を取り囲む首都環状高速道路(G95)の都衙トンネルで、大規模な爆発事故が起きた。
流出した情報によれば、トンネル内で天然ガスを積んだタンクローリーが追突事故を起こし、その後出火して爆発に至ったという。爆発によりトンネルの一部が崩落し、多くの車両が焼失、人的被害も極めて深刻だったとされ、現場は目を覆いたくなるような惨状だったという。

事故後に撮影された映像には、トンネル内に長く連なる車両の残骸が映っており、原形をとどめず鉄くずのようになった車も少なくない。目撃者によれば、爆発当時トンネル内には数十台の車があり、逃げ出せた人はほとんどいなかったという。
この事故については、交通警察当局が事故発生を知らせる公式な通告を出しているものの、中国の官製メディアによる詳しい報道は目下確認されておらず、事故の規模や経緯、死傷者数も明らかにされていない。


さらに、現場を撮影した市民が、自称・交通警察の人物から動画の削除を求められたという証言も出ており、情報の扱いをめぐって疑問の声が上がっている。
事故発生から1週間以上が経過しているが、公式メディアの沈黙は続いている。一方で、SNS上では関連する映像や情報が断続的に流出し、多くのネットユーザーが強い不信と怒りを示している。
「これほど大きな事故なのに、なぜメディアが集団で沈黙しているのか。こんなことが本当に隠せるとでも思っているのか?」
(爆発のあった北京七環高速G95トンネルの様子)
(爆発のあった北京七環高速G95トンネルの様子)
(爆発のあった北京七環高速G95トンネルの様子)
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