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中国共産党の不正に対し米国は傍観しない=ルビオ米国務長官 

2025/03/22
更新: 2025/03/22

マルコ・ルビオ国務長官は19日、アメリカは過去20年間、中国共産党(中共)を誤って評価してきたと述べ、今後は「不正行為」によって発展させることを許さないと強調した。

ルビオ氏は、アメリカがより高いコストをかけて中共の台湾侵攻を抑止し、パナマ運河が中国企業の支配を受けないようにすることを確実にすると述べた。

19日、ルビオ氏はアメリカの著名なラジオ番組のホスト、ヒュー・ヒューイット氏のインタビューを受け、米中競争、米台関係、パナマ運河の主権などの問題について語った。ルビオ氏は、中国共産党政権が「間違いなく私たちが直面している最大の挑戦」であると強調し、21世紀の世界情勢は米中関係によって決まると述べた。

 

米中競争 米国は中共が「不正行為」で発展するのを黙って見ているわけにはいかない

ルビオ氏は司会者に対し、中共はアメリカが「直面している最大の挑戦」であり、21世紀の世界情勢は米中関係によって決まると述べた。ルビオ氏は、中共の指導部が、自らを世界で最も強力な国になると信じており、そのプロセスが妨げられないように一連の戦略を試みていると考えている。

ルビオ氏は、中共政権に対してアメリカが接触する必要があると認めており、そうしないことは無責任だと強調した。また「私たちは中国に依存して必要な物資を得る世界に住みたくない」とも述べている。

ルビオ国務長官は、過去20年間、アメリカが中共に「貿易、ビジネス、知的財産などのルールで不正を許してきた」と指摘し、中共が裕福になればその価値観がアメリカに近づくと信じていたと述べた。

「しかし、それは起こらなかった。彼らは裕福になったが、私たちのようにはなっていない」とルビオ氏は強調し、アメリカは中共のこのような発展を黙って見過ごすことはできず、同じ国際ルールを守るよう求めるべきだと述べた。

台湾問題 アメリカは高いコスト戦略で中国共産党を抑止する

台湾問題について、ルビオ国務長官は習近平が「統一」を望んでいると考えており、それが彼の政権の政治的遺産になると述べている。ルビオ氏は、アメリカが中共の台湾侵攻にかかるコストを引き上げることで、その行動を遅らせたり阻止したりできると主張した。

加えて「私たちの政策は一貫しており、武力や脅迫によって現状変更させることを許さない」と述べた。

パナマ運河の争議 アメリカは中共による戦略的航路の操縦を許さない

ルビオ氏はインタビューで、アメリカ政府が現在のパナマ運河の状況が当初の合意に違反していると考えていると述べた。アメリカは運河を当初パナマに引き渡したが、現在では中共の影響力が運河全体に広がり、アメリカの国家安全保障に対する脅威となっている。

ルビオ氏は、トランプ氏の立場が非常に明確であると述べ、パナマ運河が中共の前哨基地になってはならないと強調した。なぜなら、この運河はアメリカによって建設されたものであり、アメリカはその運河に対して影響力を持つべきだからだ。

「私たちはこの運河を中国(共産党)に渡したのではなく、パナマに渡した。そして、現在の状況は私たちが当初合意した取り決めとは異なっている」とルビオ氏は語った。

陳霆