現地時間本日午前11時33分、台湾・台中市の新光三越百貨店でガス爆発事故が発生した。台中市消防局によれば、負傷者1名が自力で医療機関を受診した。この事故による死傷者は合計24 人に上り、4人の死者が出た。
消防局の発表によれば、新光三越の建物内でガス爆発が起きたとみられ、目撃者からは12階で4人の住民が爆風により外に投げ出されたとの情報が寄せられている。
台中市消防局の孫福佑(そん・ふくゆ)局長は、現場に駆けつけ救助活動の指揮を執っている。孫氏は、「本日午前、12階で施工が行われていたが、この工事がガス爆発を引き起こしたかどうかについては、火災調査チームの調査結果を待つ必要がある」と述べた。現在はまず人命救助を最優先とし、ガス爆発がどの店舗で発生したのかを確認中だという。また、消防隊員は11階と12階を中心に捜索を行い、2名がエレベーター内に閉じ込められている可能性があるとしている。
新光三越百貨店は、台湾の新光グループと日本の三越(現・三越伊勢丹ホールディングス)が共同出資して設立された合弁企業である。1991年の設立以来、台湾国内で複数の百貨店を展開し、同国を代表する高級百貨店チェーンの一つとして知られている。同百貨店は、日本と台湾の協力関係の象徴的な存在でもある。
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