アメリカ政府は11日、ロシアで拘束されていたアメリカ人男性が解放されたと発表。トランプ米大統領は11日、ホワイトハウスの外交レセプションルームでロシアから解放されたアメリカ人を出迎えた。
解放されたのは教師のマーク・フォーゲルさん、2021年にロシアで大麻を所持していた容疑で逮捕され、14年の禁錮刑を受けていた。アメリカ政府は、不当な拘束だとして解放を求めていたが、ロシアの刑務所で3年間服役していた。
フォーゲルさんはホワイトハウスの外交レセプションルームで、「私は今、地球上で最も幸運な男だと感じている」と語った。ウィトコフ中東特使がロシアを訪れ、フォーゲルさんともにアメリカに帰還した。
トランプ大統領はフォーゲルさんについて「彼は非常に良い人だ」と述べ、トランプ大統領とフォーゲルさんはともにロシアのプーチン大統領に感謝の意を表した。
フォーゲルさんの解放と引き換えにロシアに何らかの見返りを提示したかとの質問に対し、トランプ氏は記者団に「大したことはない」と回答。「実際、ロシアから非常に友好的な扱いを受けた」と述べ、「(ウクライナ)戦争を終わらせることができる関係の始まりとなることを望む」と語った。
ウォルツ米大統領補佐官(国家安全保障担当)は、「ロシア側が誠意を示すとともに、ウクライナにおける残忍で恐ろしい戦争を終わらせるために我々が正しい方向に進んでいることを示す交渉した」と語った。
トランプ大統領はまた、別の人物が明日釈放されると明らかにした。
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