2025年の旧正月(1月29日)を迎えた中国はいま長期休暇中。しかし、今年は多くの異変がみられるようだ。
官製メディアは相変わらず「おめでたい」ばかりであるが、実際はどうか。
中国SNSには「なんか、いつもと違っていないか?」と指摘する声にあふれている。
中国本土のユーザーたちが指摘する異変はおおよそ10の現象にまとめられる。
10の異常現象
多く指摘されている異常現象としては例えば以下である。
「今年はSNSウィーチャット(微信、中国人がみんな使っているSNS)での新年のあいさつのメッセージは今年断然少ない」
「SNSで『紅包(お年玉、現金に換金できる)』を配る人がいなくなった」
「毎年お馴染みのイベントだった『アリペイ(支付宝)の集五福(5つの福集めれば、現金ボーナスがもらえる)」キャンペーン』は今年見かけない」
「ホテルで年越しディナーを食べる人が少なくなった」
「里帰りの道が渋滞しなくなった」
「新年2日目から早くも仕事を始める人も多い」
「果物やお菓子を家に置いておく家庭が少なくなった」
これら異常事態については、関連トピックのコメント欄には「だってお金がないから」とするコメントが殺到している。
「空城」
いっぽうで、新年期間にゴーストタウンとなった広州も話題になっている。
寒風吹き荒れるなかで、どこもかしこもシャッターが降りし、通行人もまばらな町は、まさかの、あの一級都市の広州市(広東省)なのだ。そんな旧正月期間のあまりに静かな広州を撮影した動画も中国SNSに多く投稿されており、「今年、どうしちゃったの?」とする嘆きが止まらない。

(2025新年に「空城」となった広州市)
(2025新年に「空城」となった広州市)
(2025新年に「空城」となった広州市)
(2025新年に「空城」となった広州市)
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