中国天津市にある高校の教室の天井が崩落する事故が起きた。
12日に撮影された現場動画のなかには、落下した天井建材によってメチャクチャになった教室の様子が写っている。
幸い、事故発生当時、学生たちは食堂で食事をしていたため、死傷者は出ていないという。
同学校「天津経済技術開発区第一中学(またの名を泰达一中という)」の高校部の校舎を使用し始めたのは3ヵ月前だ。
天井崩落のニュースは複数の中国メディアによって報じられているが、気になる「原因」に関する言及はなく、現地当局が「調査中」とだけ伝えている。
近年中国各地で、病院から学校体育館、スーパーマーケットの屋根や床などが突然崩落する事故が相次いで発生したため、ネット上では「また、おから工事か」と嘆きが広がっている。
なお「おから工事」とは手抜き工事のこと。中国では、住宅の品質や企業の社会的責任よりも、利益追求をはるかに優先する建築業者が多く、豆腐のおからのように、手で砕けるほどもろい「おから工事(豆腐渣工程)」と呼ばれる手抜き工事の住宅が、以前から大きな社会問題となっている。
(崩落現場の様子など)
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