今年初め、中国共産党(中共)はGDP成長率5%の目標を設定した。しかし、12月4日、中共の公式メディアは「現在の中国経済は特定の経済成長率を維持しない」と発言した。専門家は、中国経済の悪化を示唆し、当局が虚偽のGDPデータを放棄せざるを得ないと見ている。
記事によると、今年の最初の3四半期における中国のGDPはそれぞれ5.3%、4.7%、4.6%の増加を記録した。今年の年間GDP目標については、「5%より少し上でも下でも問題ない」とし、これは中国が合理的な成長を重視しているためだと述べた。
しかし、11月16日、習近平は国際会議で「今年の経済成長目標を達成する自信が十分にある」と述べた。また、10月18日には新華社が「5%前後の予想目標を達成する自信が高まっている」と報じていたのに、なぜ、突然今回の発言が、変わったのだろうか?
アメリカの経済学者、李恒青氏は「現在、目標を達成できないからだ。中国経済には多くの問題があり、データを偽造するにはある程度の基礎が必要だ。多くの人々は、仕事がない、収入が減っている、物価も下がらないと感じている。中国経済の明るい未来を唱えても、問題は解決せず、誰も信じなくなっている。したがって、今すぐにでも予防策を講じる必要がある」と述べている。
アメリカサウスカロライナ大学エイキンの謝田教授は「現在、経済は衰退しており、トランプ次期大統領が中国製品に60%の関税を課すとなると、中共は人々を欺くことができなくなる。自分に逃げ道を作り、数値を使わない方が良いと言っている」と語っている。
大紀元のコラムニスト王赫氏は「中共はもはや手が打てない。中国経済は完全に崩壊している。財政政策や貨幣政策の効果も非常に限られている。
特にトランプ氏がアメリカの大統領に当選し、来年就任する場合、中共への影響はさらに大きくなるだろう」と述べている。
ブルームバーグ・ニュースの報道によれば、毎年行われる中央経済工作会議が12月11日に開催され、中共の高層は2025年の経済目標と景気刺激策について議論する予定だ。
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