12月5日午後、広東省潮州市(ちょうしゅう-し)にある病院の天井が突然崩落する事故が起きた。
突然の崩落で逃げる間もなく、複数の市民が落ちてきた天井建材の下敷きになった。
事故が起きた「広東潮州中心医院」によれば、薬の処方を待っていた市民4人が骨折や頭部にけがをし、うち数人は入院することになったという。
また、事故原因については、「作業員のせい」とされている。
「この日、院内で施設メンテナンスが行われていたが、作業員が規則違反をして、工事現場に警戒線を設けていなかったところに、天井に登って作業を行った結果、外来棟1階ロビーの西薬局前の天井が一部崩落し、薬を受け取るのを待っていた人々に落下した」と病院は主張している。
いっぽう、「人間が登って崩れるほどもろい天井もまた問題なのでは?」とネット上では、いつもながら「おから工事(手抜き工事)」を疑う声が沸き起っている。
なお「おから工事」とは手抜き工事のことで、中国では、住宅の品質や企業の社会的責任よりも、利益追求をはるかに優先する建築業者が多く、豆腐のおからのように、手で砕けるほどもろい「おから工事(豆腐渣工程)」と呼ばれる手抜き工事の住宅が、以前から大きな社会問題となっている。
(事故当時の様子)
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