社会問題 官製メディアが宣伝する「繫栄する中国」には出てこないシーン。

働いても給料もらえず「給料払って」と抗議すれば弾圧される=中国

2024/11/18
更新: 2024/11/28

今月12日、湖南省永州市で起きた目を疑う一幕。

労働者たちは、「私が稼いだお金を返して!」と集合住宅地内で叫んでいる。しかし、100人近い武装した警備員らは労働者たちを殴りつけ、多くの労働者が負傷した。

(現場の様子)

 

働いたぶんのお給料をもらうは当然なはず。それなのにその給料を払わず、しかも、「給料を払って」と抗議する労働者を鎮圧する。

この光景はいまの中国全土で毎日のように繰り返されている、もはや「日常」にすらなっている。

「職を求める人たちで作る長い行列」、「家賃が払えず、道端や公園で寝泊まりする人」、「人生に絶望して自ら死を選ぶ人」、「不公を受けても泣き寝入りするしかない」、「給料もらえない」「給料払ってと抗議すれば弾圧されるだけ」……

これこそが、今の中国の真実の姿であり、決して官製メディアが宣伝する「盛世(繁栄)」などでは決してない。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!