イギリスは中共の臓器強制摘出を断固反対すべき=イギリス上院議員

2024/11/14
更新: 2024/11/14

11月5日、イギリス上院議員デイビット・アルトン卿はロンドンの議会議事堂で、中国で迫害を受けている法輪功学習者に焦点を当てたセミナーを開催した。アルトン卿は、法輪功学習者が生きたまま臓器を摘出され、殺害される残虐行為を受けていることを強調し、イギリス政府は、中共(中国共産党)のこれらの行為に、断固として反対すべきだと述べた。

韓菲氏という女性は中国出身の法輪功学習者だ。1990年代には中国で7千万から1億人が法輪功を修行し、「真、善、忍」の原則に従っていた。

1999年7月20日以降、中共は法輪功に対して残酷な弾圧を開始し、法輪功学習者を拘留し、拷問し、生きたまま臓器を摘出するなどの行為を行い、多くの人々が迫害によって命を落とした。

韓菲氏も法輪功の信仰を貫いたため、何度も拘留された。

彼女は、以前の数回の入獄中に、必ず血液を採取され、超音波検査や胸部X線検査を受けたと述べている。

2022年、彼女は再び不法に拘束され、医師によって強制的に血液を採取され、身体検査を受けた。機械は彼女の胸部と腹部を重点的にスキャンし、臓器の質を確認した。

国際刑事弁護士エリノア・スティーブンソン氏は、海外からの協力と支援がなければ、中共は生体臓器の強制摘出を行えないと指摘している。

スティーブンソン氏は、「中国の外科医はイギリスや他の西側の外科医から訓練を受けており、中国に戻った後は、公立病院で生体臓器の強制摘出手術を行うことができる」と述べている。

スティーブンソン氏は、イギリス政府に対して、中共の臓器移植に関連する医療機関を調査し、生体臓器の強制摘出に関する供給チェーンに対して、より厳格な倫理基準を適用する法律の制定を求めた。

国際人権弁護士デイビッド・マタス氏は、イギリスが共犯になることを避ける能力があると指摘している。

マタス氏は、「イギリスは、中共の行動を変える影響力を持ち、無実の人の臓器を生きたまま摘出することに対する中共の政治的コストを、高めることができる」と述べた。

セミナーでは、アルトン卿や他の英国の政治家たちが、関連政策の提案について議論した。

新唐人テレビの記者マルコム・ハドソン氏は、「アルトン卿は、マタス氏に生体臓器の強制摘出に関するリストを求め、これらの人々に対する制裁を進めたいと考えている」と報じた。

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