10月27日夜、福建省泉州市徳化県の集合住宅(団地)で悲惨な殺人事件が発生した。
容疑者はマンションの元警備員で、ナイフを使って住民一家3人を襲った。負傷した住民らは病院に運ばれ、1人は死亡し、もう1人は負傷、子供のほうは無事だという。中国メディアが報じた。
「住民一家が自宅マンションの元警備員に刺殺された事件」は中国の世論に衝撃を与えた。
「今の中国社会は邪気が満ちているし、お金を稼ぐのも本当に難しい。最近は似たような事件があまりに多すぎる」
「今の世の中はギリギリの精神状態の中で、かろうじて生きている人は本当に多い。いつ、どこで精神崩壊し、キレるかわからない」
「誰かが精神的に突然キレて、凶悪犯に豹変しないよう、相手が誰であっても人と衝突を起こさず、自分の言行を慎もう。でないと、自分もいつどこで刺されるかわからない」
と多くのユーザーが冷や汗をかき、そして「今後はもっと自分の言動に気を付けようと」と暗に誓っているようだ。
中国ではマンション警備員と住民間のトラブルは「よくある」ことだ。日本とはかなり事情も違って、中国の警備員は往々にして住民に対して友好的ではない。罵倒し合ったり、殴り合いのケンカになるのは日常茶飯事だ。
イメージしやすいように、以下に先月福建省の集合住宅で起きた「駐車をめぐる警備員と住民間のトラブル」の投稿映像を添える。警備員は女性住民に対して、最も下品な言葉を連発しながら罵っている。この場面を周囲住民は「見慣れた様子」で見守る。
(「警備員と住民間の駐車をめぐるトラブル」、福建省の集合住宅2024年10月)
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