米西部ワシントン州とオレゴン州で28日、米大統領選の期日前投票のために設置された投票箱が燃やされる事件が相次いだ。地元警察や連邦捜査局(FBI)が2件の火災は関連しているとみて捜査している。
オレゴン州ポートランドで投票箱1個から出火した。投票用紙が入った3つの封筒が燃え、当局は投票した有権者に対し、再度投票用紙を受け取れるよう連絡した。
オレゴン州での出火のおよそ30分後、約25キロ離れたワシントン州でも、投票箱が燃えていると通報があり、当局が消火したが、投票用紙が入った100以上の封筒が燃えたとみられる。
この件に対し、ワシントン州のインスリー知事は「民主主義に対する攻撃だ」と述べ、投票箱周辺を24時間態勢で警備すると表明した。
FBIや地元当局はワシントンとオレゴン州の出火について、同一犯による犯行とみて犯行に使われた車を公開し捜査している。
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