経済の低迷が続くなかでやってきた中国の大型連休。「旅行するお金がない~」という声がネットにあふれているが、それでも、やはりこの時期は、旅行を主な目的とする人の動きは多い。
著名な観光地は旅行者で溢れかえり、まさに人山人海(黒山の人だかり)である。
しかし、今時の旅行で重視されるのは「コスパの良さ」である。
著名な景勝地であれば周辺のホテルや民宿はこの時期「満室状態」になることが多く、宿泊できる場所が得られず、またこの時期は宿泊料金も高騰するため、観光地の飲食店や公衆トイレ、通路などの「宿ではない場所」で一夜を明かす観光客も少なくないという。
古来、多くの漢詩の題材にもなり、伝説の仙境(仙人が住む世界)を彷彿とさせるような独特の景観で世界的に有名な景勝地「黄山(こうざん)」では、特に、そういった現象が見られるので有名である。
違う意味で「大混雑」する黄山のトイレ光景は、今年も話題になっている。
中国メディア「上遊新聞」が黄山景勝地の管理員の話を引用して「トイレで夜を明かすのはお勧めできない、観光客は事前に部屋を予約してから来てね」と呼び掛けているが、その効果はあるのかどうか。
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